朝の輪郭

朝の輪郭

SINGLE · AUTUMN 2026 · 2026.10.02

風が変わった朝、名前のない季節を歩く。

LYRICS

きのうまでと
おなじまどなのに
あけたしゅんかん
かぜだけがちがってた

はんそでのうでを
すこしだけこすって
カーテンのむこう
そらがたかい

つよすぎたひかりが
きょうはやさしくみえる
なつのこえが
すこしとおくなった

かぜがかわる
あさのまちで
ながいかげを
ひとつこえて

きのうよりすこし
かるくなったそら
まだなまえのない
きせつをあるく

こうさてんのかどで
しんごうをまつあいだ
かぜがひとつぬけて
くつおとがよくきこえる

がいろじゅのはっぱが
ひとつだけまわって
ゆっくりおちるのを
みおくった

そらがたかくみえたのは
きっときのせいじゃない
かぜのなかに
しらないあさがいた

かぜがかわる
あさのまちで
ながいかげを
ひとつこえて

きのうよりすこし
かるくなったそら
まだなまえのない
きせつをあるく

おわったんだって
きづくのはいつも
こんなふうに
なんでもないあさ

とおくでまだ
せみがひとつないて
いまはただ
このかぜのなか

かぜがかわる
あさのまちで
ながいかげと
ならんであるく

きのうよりすこし
かるくなったそら
なまえのないきせつに
おはようをいう

きのうまでと
おなじあさなのに…
かぜだけ